2024年3月のタイプ別おすすめ 

バガブーから新発売の『アント』は買いか?気になる3つのポイント

このベビーカーにはレビュー記事があります。

オランダのベビーカーメーカーのBugaboo(バガブー)から、ブランド史上最軽量・最小サイズのベビーカーが発売される。

目次

その名は『アント』 。

発売日は7/1となっている。

国内ではBugabooの正規販売店である伊勢丹や通販サイトのblossom39で同日から引き渡しが可能のようだ。


何が凄いか?

忙しい人のために、下記にざっくりとポイントをまとめる。

  • 機内持ち運び可能なサイズ
  • 両対面式シート
  • 新生児から体重22kgまで使える
  • 話題のハンドル高さは2段階調整で95cm/104cmと背の高い人にも嬉しい
  • 片手で折りたたみ可能(自立OK・省スペース)
  • キャリーバッグのように引いて持ち運びOK
  • トラベルシステム対応

どんな人におススメか?

  • 出張や移動がとにかく多いが子どもは置いていけない
  • ベビーカーを機内に持ち運びたい
  • デザインにこだわりたい
  • 子どもの乗り降りが激しい
  • アップリカやコンビの軽いベビーカーは嬉しいが多少重くなっても構造に安定感が欲しかった

東京ベビーカーDBはどう考えるか?

このベビーカーは同ブランドの中では最軽量かもしれないが、7.98kgという重量は全然「軽量」ではない。しかし、重すぎるというのともちょっと違う。

同じブランドで日本で人気の「https://www.bugaboo.com/jp-ja/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC/%E3%83%90%E3%82%AC%E3%83%96%E3%83%BC–%E3%83%93%E3%83%BC-5/」と比べてもわずか1kg軽量なだけだ。

ここは、トラベル仕様で必要な剛性と押し心地の安定感の絶妙なバランスからこの8kg前後に落ち着いたのだと思う。

ビー5との一番の違いは、シートの構造だろう。

シート幅はビー5と比べて約10cmも狭く、浅掛けの仕様。
つまり、どさっとソファに寝かすのではなく、ちゃんと椅子に座らせているような姿勢が取れる。頻繁な乗り降りにはこちらの方が子どもにやさしい。

移動の多い都会や出張続きのトラベラーパパ・ママには、「子どもが寝てくれては困る」場面も多くあることだろう。

そんな時に、この簡易でコンパクトな最低限の機能と剛性がつまったバギーが役に立ってくれるはず。


結論

「移動」をテーマにしたカテゴリーの中で、しっかりと考えてリリースされた印象。
同カテゴリーのライバルはベビーゼンYOYOがあった。

そちらと比べると価格帯は7万円台と同じになるが、重量はアントの方が約1kg重く、しかし折りたたんでからの持ち運びはYOYOがショルダーストラップに対してこちらはキャリーハンドル式であることから、トランジットの長い距離の移動ではこちらが有利かと思う。

つまりトラベラー仕様でありながら、「持たない・肩にかけない・持って運びたいものは別にある」前提で設計されているのではなかろうか。

ということは、ベビーカーを使わない移動の際は片手でキャリーハンドルを引きずり、もう片方の手は子どもと手をつないだりを考えると、持ち物はショルダーバッグやリュック収納を前提としなければならないか。

リュックというスタイルに縛られないために、キャリー時の荷物掛けが欲しいところだった。でも、それは単純に子どもを降ろして、座席に荷物を積めば解決する話なのかもしれない。

または、

片手でカートを押して、もう片手はバックハンドルでアントに対面式で座らせて引いてあげる。

世界を股にかけるパパ・ママは忙しいな。。

発売が楽しみだ。


国内と海外、国内と国内など、居住エリアが2つ以上ある人には、出先に置いておくベビーカーとしても利用価値があるかもしれない。

いわゆるノマドワーカー、ノマドワークスタイルなベビーカーでもある。

管理人による旬の買い方紹介

2024年3月現在の旬な買い方はズバリこれかなと思います。

新生児に最適(最高だけど高額)
都会的な暮らしに最適
  • ミオス → リベル/オルフェオ(4月発売見込み)に乗り換えまたはコヤと二台持ち
  • メリオ → リベル/オルフェオに乗り換え
郊外型の車中心生活に最適
  • リベル+ベビーシートでトラベルシステム
軽さ重視&バス利用に最適
  • 国内メーカーのベビーカー → リベル/オルフェオに乗り換え
乗り換えたいが第二子への引き継ぎに最適
  • いまならバタフライ

※二台持ちとせず乗り換えを基本としているのは、途中で一台目を売却して二台目の予算にあてることがコストとしても玄関スペースとしても節約になるためです。

他にも有名ブランド・無名ブランド、国外のみ販売の世界的ブランドもあるけれどこれが基本です。

  • 14万円(ファースト)→売却して7万円回収して→7万円のB形を買うことも
  • 7万円(ファースト)→売却して4万円回収して→3万円のB形を買うことも
  • 7万円かけてB形をA形仕様にして1台で済ませることも

いろいろ方法はあるけれど、お金の余裕や投資に対する考え方・合理性、そして子どもと叶えたい理想の生活などみんなそれぞれ微妙に違うから、コレが正解!っていうのを本を読んだり限られた店舗をめぐって探しきるのは至難の技。

「高い買い物なのに何回も失敗したら数万円の損じゃ効かないかも??」で不安な人にはママ友コミュニティが一番かもしれないけれど、人付き合いが難しかったり、初子ならそもそも必要なタイミングでコミュニティに参加できていない場合も多いから大変なんよね。

私は私でできることをやっていきます。

基本はトータル7万円で卒業するのが理想

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管理人について

管理人パパのアバター 管理人パパ ベビーカージャーナリスト

東京ベビーカーとは、2012年7月にめでたく第一子(2015年11月に第二子、2020年9月に第三子)を授かった40代パパが息抜きでたまに本気出して書く、パパ目線でのモノ選びを中心に紹介するブログ。国内・海外のベビーカーを100台以上押し比べた実績が評価されて、晋遊舎から出版の『ベビー用品完全ガイド』をはじめメディア出演多数。
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